2002年度例会
大会
第2回例会
第1回例会



   ■2002年度大会

 日時:2003315日(土)

  受付開始12:30 報告13:0017:00 総会16:4017:10 懇親会17:4019:40

  会場:東京大学本郷キャンパス法文2号館一番大教室

(地下鉄丸の内線・大江戸線「本郷3丁目」又は南北線「東大前」下車徒歩10分)

プログラム  

1 一般化する電子ツール

報告者:二階堂 善弘氏 (茨城大学人文学部コミュニケーション学科 助教授)

司  会:山辺  進氏 (二松学舎大学 非常勤講師)

要  旨:ここ数年、インターネットやソフトウェアなどの普及により、研究・教育の場で電子ツールが使われることは当たり前になってきました。中国学の分野においても、数千万から数億字にのぼる大規模な漢籍データベースが続々と出現しつつあります。ただ、ツールが一般化しつつあるにもかかわらず、これに対する教育支援体制は、十分でないように思います。中国学における電子化の現状と課題について報告したいと思います。

 秦始皇帝研究の新資料〜里耶秦簡の意義について〜

報告者:鶴間 和幸氏 (学習院大学 文学部 教授)

司  会:平勢 隆郎氏 (東京大学 東洋文化研究所 教授)

要  旨:20026月湖南省湘西龍山県にある里耶古城の古井戸から2万にも及ぶ秦代の簡牘が発見された。中国の新聞は、「秦の歴史を書き換える、21世紀のもっとも重大な発見」と最大の賛辞で報道している。今後秦の歴史を記述するには、この里耶秦簡の存在を無視するわけにはいかなった。出土地は張家界や武陵原よりも西、湘西土家族苗族自治州に位置する。この現在の少数民族の地から秦代の文書が出土したことの意義は大きい。概要しかわからない段階だが、秦の歴史をどの程度書き換えていけるのか見ていきたい。 

 『老子』のテキスト形成史上における郭店楚簡本『老子』

報告者:池田 知久氏 (東京大学大学院 人文社会科学系研究科 教授)

司  会:池澤  優氏 (東京大学大学院 人文社会科学系研究科 助教授)

要  旨:本発表では、近年、出土した郭店『老子』が、通行本『老子』の形成過程においていかなる位置を占めいかなる意義を有するテキストであるかを解明したい。

 すなわち、郭店『老子』は、今日までの研究が『史記』老子伝に基づいて述べてきたような、春秋末期〜戦国時代中期に「五千言」をもって成書され、すでに一とおり完成させられている『老子』の一部分ではなくて、戰國末期の今まさに形成の途上にあるテキストであり、その意味では歴史上ほとんど最初にこの世に現れた、『老子』の原型に最も近いテキストであること、以上のような諸問題を解明したいと思う。


2002年度第2回例会

日時:2002127日(土)

受付開始12:30 報告13:0017:00

  会場:実践女子大学 本館441教室(JR中央線日野駅から徒歩12分)

    東京都日野市大坂上4−4−1

報告者:

王葆wpe3.jpg (901 バイト)氏 「再論郭店竹書的時代問題」

菅野恵美氏「陝北画像石の地域的特徴」

李 建民氏 「灸法の起源」考古資料が開く新しい方法


2002年度第1回例会 

日時:2002日(土)

  受付開始12:30 報告13:0017:00

  会場:実践女子大学 本館441教室(JR中央線日野駅から徒歩12分)

    東京都日野市大坂上4−4−1

プログラム

1  日本における式占の展開―式盤をまつる修法について―

 報告者:西岡 芳文氏(神奈川県立金沢文庫主任学芸員)

 司 会:影山 輝國氏(実践女子大学教授)

要 旨:報告者は、金沢文庫保管初唐鈔本『卜筮書』をきっかけに、和漢にまたがる式占(しきせん)、とくに六壬占(りくじんせん)の諸相について関心を寄せてきた。日本にお いて10世紀頃に成立した軒廊御卜(こんろうのみうら)は、朝廷の安危を六壬を用い て占う国家的卜占の頂点に位置したが、中世に入ると、さらに下々の庶民のあいだにも、 陰陽師の六壬占が普及した。その経過の大要は、今谷明編『王権と神祇』(思文閣出版、2002 年6月)に掲載したが、今回の報告では、式占の道具である式盤(しきばん)にかかわる祭祀・呪術的側面について考察したい。

 2  秦漢刑罰制度における身体刑と労役刑について

 報告者:瀬川 敬也氏(佛教大学講師)

 司 会:水間 大輔氏(早稲田大学大学院生)

 要 旨:秦漢の刑罰のうち主流を占めていたのは労役刑であったとする見解が支配的である。また文帝改革は、肉刑を廃止して秦制からの脱皮をはかり、有期労役刑を中心とし た漢独自の刑罰体系を生み出したもの、と評価される。しかし私見によると秦漢刑罰体 系では身体刑がより重要な機能を担っていた。本報告では、果たして労役刑が刑罰の主 流を占めていたのか、文帝改革は労役刑中心の刑罰体系を構築できたのかを検討する。

 3  出土資料和漢語字用学

 報告者:李 運富氏(北京師範大学教授)

 司 会:大西 克也氏(東京大学大学院助教授)

 通 訳:曹 峰氏(東京大学大学院生)

 要 旨: